路面電車の紹介

路面電車の紹介

NexTram KIRIKO(ネクストトラム キリコ)

 明治維新150周年を機とした、国際観光都市・鹿児島の盛り上がりを持続・発展させていく「次の時代に向けた魅力ある電車」として、既存車両(9513号)を改修する形で製作されました。
 車両デザインは、本市出身のデザイナー・砂田光紀(すなだこうき)氏が手がけており、これまで市電に採用されなかった色合いの洗練されたロイヤルブルーを基調とした上品な外観に、モザイクフローリングやパーティションポールなど温かみが感じられる木材をふんだんに使用し、外の景色を楽しめるパノラマシート席やハイバックソファー席などが設置された内装が特徴です。
 そして、名前にもあるとおり、車内中央天井部に薩摩切子そのものを使用したスクリーンや、薩摩切子をモチーフにしたエンブレムを車両前面側面に配するなど、外観・内装から「KIRIKO」を感じることができる様々な装飾を施しています。
 多くの方がご乗車できるよう、通常ダイヤの中で運行しています。

     

 

車号 主な仕様
9513号 寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:57人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造)
オフィスフィールドノート(車内外改装)
製造年月:H11.2

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7500形(ユートラムⅢ)

 平成17年12月に改訂したLRT(次世代型路面電車システム)整備計画に基づき導入した超低床電車です。
 これまで導入してきた初代ユートラム、ユートラムⅡと同じく、すべての人が利用しやすいバリアフリー仕様であることに加え、初代ユートラムとほぼ同じ長さながら、運転席部分の広さを縮小し客室部分を拡大することにより、定員を10人(8座席)増やしています。
 鹿児島市の都市景観上の特徴でもある併用軌道の軌道敷緑化完成後初めて購入した車両であることから、市民になじみのある交通局カラーを用いながら、芝の緑と一体化し映えるような配色としてスマートさを表現しています。
 現在、4両が活躍中です。

 

 

車号 主な仕様
7501号 寸法:14.4×2.44×3.75m 乗車定員:68人
自重:18.5t 電動機出力:50kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H29.3
7502号 寸法:14.4×2.44×3.75m 乗車定員:68人
自重:18.5t 電動機出力:50kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H29.3
7503号 寸法:14.4×2.44×3.75m 乗車定員:68人
自重:18.5t 電動機出力:50kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H31.3
7504号 寸法:14.4×2.44×3.75m 乗車定員:68人
自重:18.5t 電動機出力:50kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H31.3

 

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カフェトラムC6(605号)

 貸切専用電車として活躍していた「イベント電車」を、本市出身のデザイナー・砂田光紀(すなだこうき)氏にデザインの提案を受け、平成29年3月にリニューアルしたものです。(「イベント電車」の前身は「ビール電車」でした。)
 他の市電には無い木製のカウンターテーブルやチェアのほか、天井の間接照明、窓横のガラスペンダントを使った照明、ボーダー柄のカーペットを設置するなど、カフェらしいお洒落で落ち着いた雰囲気を演出しています。
 車内での飲食も可能で、飲み会に、パーティにと大活躍中です。

 貸切電車については、詳しくはこちらをご覧ください。

車号 主な仕様
605号 寸法:12.5×2.3×3.64m 座席数:24席
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機 製造年月:S35.3

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「かごでん」

 鹿児島市路面電車運行100周年(平成24年)を記念し、大正時代から昭和30年頃まで実際に運行していた木製電車(20形)をモチーフに製作されました。
 座席の肘掛け部分には天然木材を使用し、天井・壁・床をレトロ感ただよう木目柄でデザインしているほか、やわらかい電球色の照明が昔懐かしさを感じさせます。

101内装


 

主な仕様
101号 寸法:12.86×2.44×3.75m 乗車定員:59人
自重:18t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:アルナ車両(改造) 製造年月:H24.11

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白くま黒豚電車「でんでん」

 鹿児島国際大学の学生を中心に結成されたプロジェクトから生まれた電車で、平成25年3月から運行を開始しています。
 外装には、平川動物公園で人気者の白くま、鹿児島の特産でもある黒豚が描かれており、かわいらしい見た目から、電車の貸切でも人気です。

601白くま1 601黒豚

601でんでん運行中

車号 主な仕様
601号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:15.9t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:日立製作所 製造年月:S34.1

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7000形(ユートラムⅡ)

 平成17年10月に策定したLRT(次世代型路面電車システム)整備計画に基づき導入した連接式超低床電車です。
 この電車の特徴は、ユートラム同様高い静粛性や、すべての人が利用しやすいバリアフリー仕様であることに加え、連接式とすることで乗車定員を大幅に増員したことです。
  2021年より姉妹・友好都市号として4両運行しています。

  

 

 

車号 主な仕様
7001号 寸法:18×2.47×3.75m 乗車定員:78人
自重:25.5t 電動機出力:60kW×3
メーカー:アルナ車両 製造年月:H19.3
7002号 寸法:18×2.47×3.75m 乗車定員:78人
自重:25.5t 電動機出力:60kW×3
メーカー:アルナ車両 製造年月:H19.3
7003号 寸法:18×2.47×3.75m 乗車定員:78人
自重:25.5t 電動機出力:60kW×3
メーカー:アルナ車両 製造年月:H20.3
7004号 寸法:18×2.47×3.75m 乗車定員:78人
自重:25.5t 電動機出力:60kW×3
メーカー:アルナ車両 製造年月:H20.3

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1000形

 鹿児島市交通局初の超低床電車として導入したシリーズ。車両の真中部分(客室)が宙に浮いたフローティング構造の車両です。
 これまで客室床下にあった電源の制御装置及び空調の装置をコンパクトにして、屋根上部や運転席に移したことで、客室の床高は地上33cmとなり、国産初のフルフラット車両を実現しました。降車口には補助スロープを装備し、幼児からお年寄りまで、ベビーカー・車イスもスムーズに乗降が可能です。
 カラーリングは南国鹿児島の明るい太陽を表したイエローと、超低床式車両の人に優しい機能を表すベージュをイメージカラーとしています。シャープな直線から柔らかな曲線に変化するこのカラーリングは、元気都市鹿児島の躍動感を表現しています。
 現在、9両が活躍中です。



車号 主な仕様
1011号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:55人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ工機 製造年月:H13.12
1012号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:55人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ工機 製造年月:H13.12
1013号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:55人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ工機 製造年月:H13.12
1014号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H16.3
1015号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H16.3
1016号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H16.3
1017号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H17.3
1018号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H17.3
1019号 寸法:14×2.47×3.75m 乗車定員:58人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ車両 製造年月:H17.3

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9700形

 平成9年度、新型電車として運行を開始しました。
 運転席の大きな窓と車両側面の引違い窓を採用しており、デザインとしては9500形とほとんど同じです。
 現在、9701号及び9702号の2両が活躍しています。

車号 主な仕様
9701号 寸法:12.36×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ工機 製造年月:H10.3
9702号 寸法:12.36×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:アルナ工機 製造年月:H10.3

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9500形

 元々は大阪市営電気鉄道(現在はありません。)の車両で、当初800形として移籍されてきた電車です。平成6年度から11年度にかけて、順次車体更新を行い、改めて9500形として名付けられました。
 特徴として、運転席の大きな窓と車両側面の引違い窓の採用が挙げられます。
 現在、NexTram KIRIKO(9513号)を含め、15両が活躍しています。車両の多さから、事実上の主力形式となっています。

      


     

車号 主な仕様
9501号
(803号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H7.3
9502号
(804号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H7.3
9503号
(801号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H8.3
9504号
(808号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H8.3
9505号
(813号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H8.3
9506号
(805号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H9.3
9507号
(807号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H9.3
9508号
(811号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H9.3
9509号
(802号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H10.2
9510号
(806号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H10.2
9511号
(815号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H10.2
9512号
(810号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H11.2
9514号
(809号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H12.2
9515号
(814号)
寸法:12.35×2.46×3.75m 乗車定員:62人
自重:16.8t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機(改造)、アルナ工機(改造) 製造年月:H12.2

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2120~40形

 平成3年から6年にかけて、6両が製造されました。登場時は、2121号が「マイアミ号」、2122号が「鶴岡号」、2131号が「大垣号」の愛称で親しまれていました。
現在は、6両が活躍しています。

 


 

車号 主な仕様
2121号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H3.12
2122号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H3.12
2131号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H4.12
2132号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H4.12
2141号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H6.03
2143号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H6.03

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2110形

 平成3年に製造されました。
  鹿児島市交通局初のVVVF制御車です。

車号 主な仕様
2111号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H3.3
2112号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H3.3
2113号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重18.6t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H3.3

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2100形

 鹿児島市制100周年(平成元年)及び交通局発足60周年を記念して製造されました。
 デザインの特徴として、運転席の大きな窓、車両側面の引違い窓の採用が挙げられます。また、車体側面の方向幕を設置することで、利便性を大きく向上させました。
 現在、2両が活躍しています。

車号 主な仕様
2101号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H1.3
2102号 寸法:12.4×2.47×3.75m 乗車定員:62人
自重:19t 電動機出力:60kW×2
メーカー:九州旅客鉄道 製造年月:H1.3

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600形

 昭和34年から昭和37年までにわたり、各メーカーに外注して新製した電車です。
 500形を改良した電車でしたが、最も目立つ変化は運転士の視野を広げ、夏季の通風を保つために三枚窓方式を取り入れていたことです。前中ドアの配置は500形より多少前寄りになっていました。車両側面の窓の数も異なっており、枠付けの方法も改良。内壁は軽金属の板張りにして不燃性を高め、照明にははじめて蛍光灯を使用しました。当時は、明るい乗り心地の良い電車だと評判でした。
 また、605号から616号までは空気バネ台車を付けていました。昭和43年度には全車両をメーカーに送りワンマンに改装しました。
 なお、615号及び616号は、走行時の安全性及び乗り心地向上のため、平成21年3月に台車更新を実施しました。
 現在では、白くま黒豚電車「でんでん」(601号)、カフェトラムC6(605号)を含め、9両が活躍中です。

    

車号 主な仕様
602号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:15.9t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:日立製作所 製造年月:S34.1
603号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:15.9t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:日立製作所 製造年月:S34.1
611号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機 製造年月:S35.4
612号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:ナニワ工機 製造年月:S35.4
613号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:帝国車両工業 製造年月:S37.12
614号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:帝国車両工業 製造年月:S37.12
615号 寸法:12.5×2.3×3.64m 乗車定員:96人
自重:16.1t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:帝国車両工業 製造年月:S37.12

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500形

 昭和30年から昭和31年までにかけて、メーカーに外注した車両で、営業車両としては、交通局最古の車両です。
 この車両の増備により多くの老朽ニ軸車が取り替えられ、市電の質の改善に大きな役割を果たしました。
 車両の特徴としては、前後2箇所という従来のドア配置を、自動ドアによる前中2箇所方式に改めたことが挙げられます。前面には大きな二枚窓(当時)を設け運転士の視野を広く確保し、また、方向幕も大型化して見やすくなりました。507号から515号までは、当初からパンタグラフを装備した車両でした。昭和44年度にはワンマン車に改装。前面を600形と同じような三枚窓に直しました。
 現在は1両が活躍中です。

車号 主な仕様
501号 寸法:12.5×2.3×3.57m 乗車定員:96人
自重:16.9t 電動機出力:37.5kW×2
メーカー:東洋工機 製造年月:S30.3

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花電車

 南九州最大のお祭り「おはら祭」の時期にあわせて運行しています。車体の電飾を煌々と輝かせ、おはら節の賑やかな唄を流しながら走るその姿は、鹿児島の秋の風物詩となっています。
 2022年には老朽化し廃車した花2号に代わり、花3号の運行が始まりました。

 

 

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